noanoa 日々の日記

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J. K. ローリングの新作『カジュアル・ベイカンシー』の原書(電子書籍版)は、日本からは購入できない

『ハリーポッター』で有名な J. K. ローリング初の大人向け新作、『カジュアル・ベイカンシー』(日本語版)は、電子書籍も同時発売になりました。

カジュアル・ベイカンシー 突然の空席カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 [Kindle版]
著者:J.K.ローリング
販売元:講談社
(2012-12-01)
販売元:Amazon.co.jp


そこで原書の『The Casual Vacancy』も見たくなりますよね。当然、電子書籍版もあるはず。

ところが、Amazon.co.jp では Kindle版電子書籍の取扱いは無し。洋書の電子書籍は Amazon.com で買えということでしょうか。


そこで、Amazon.com で検索すると、もちろんありました。

amazoncom

The Casual Vacancy [Kindle Edition]
J.K. Rowling (Author)
Amazon.com
 







ところが、購入画面に進むと、アカウントの住所が日本だと「著作権の制限のため日本では購入できません」のような表示がされます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○○○, this title is not available for you.

Due to copyright restrictions, the Kindle title you're trying to purchase is not available in your country: Japan.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 

さらに、Amazon.com の商品検索画面でも、「Your Country or Region」のタブで「Asia & Pacific」を選んだ時には、『The Casual Vacancy』(Kindle Edition)自体の検索表示もされなくなってしまいます。
他の国/地域(United States など)にすれば表示されるという、なんたる差別! 

Amazon.co.uk でも、日本の住所のアカウントで購入できないのは同じでした。



さらには、日本の「楽天 koboストア」でもこうなってしまいました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このコンテンツはお客様の国ではご利用いただけません。

このコンテンツは利用できる国が限られており、現在のところ、お客様の国ではこのコンテンツの閲覧および購入ができません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーー
 
 
どうやら、日本では『The Casual Vacancy』の電子書籍版の販売は、どこの電子書籍ストアでも許可されていないみたいです。

 
つまり、こういうことみたいです;
電子書籍は国によって買えるものと買えないものがある。
外国の電子書籍ストアに行っても、アカウントが日本だと購入できないものはできない。


電子書籍の制限って、DRM とか、フォーマットとか、ストア毎とかいろいろあるけど、国による制限まであるとは。

電子書籍ってなかなか厄介なんだなぁ。


おまけ;
Amazon.com のアカウントと Amazon.co.jp のアカウントは基本的には別扱いですが、Kindleライブラリの統合(購入した Kindle本の管理をひとまとめにすること)はできます。

以下を参照;
アカウントの結合 - Amazon.co.jp ヘルプ
日米Kindleアカウントを結合しても購入ストアは自由に切り替えできます - 代助のブログ

ただし、統合した方がいいのか、統合しない方がいいのか、微妙なところがあるようです。

iPad mini と Kindle Paperwhite で読む電子書籍の向き不向き

iPad mini (Wi-Fi) と Kindle Paperwhite (3G) を買いました。


P1050275
(画面は「Gene Mapper」藤井太洋 著) 


Amazon Kindleストア もオープンして、電子書籍をタブレットで読んでみたい!という気分が一気に盛り上がりました。
そういう意味では、私にとって今年は間違いなく電子書籍元年です。

なので、ここでは主に2台の電子書籍リーダーとしての使い勝手を。

まず、iPad mini;
・手に持つのに手頃な大きさ(iPad に比べて軽い!)
・カラー表示
・ページ送りがサクサク
・いろんな種類の電子書籍が読める(Kindle 以外にも)
・マンガも充分読める。っていうか、マンガ専用リーダーかと思うぐらい。(横向きに見開き表示にしても、なんとか読める)
・液晶画面でずっと読んでると、やはり目が疲れる感じ


次に、Kindle Paperwhite;
・手に持つに手頃な大きさ(iPad mini よりコンパクト。でも文字を読むには充分)
・ 白黒表示
・E Ink の反応は、やっぱりモッサリ。パラパラページを送るのは不可能。
・読める電子書籍は、基本的に Kindle 本のみ
・マンガは読みづらい (ページ送りが遅い。ページ送り毎に白黒反転する。白黒の画像表示でも液晶には劣る)
・ E Ink は反射光 + ライトで目には負担が軽そう
・電池寿命が長い(公称 8週間)
・Wi-Fi 設定がうまくいかない場合もある(なので、3G版がおすすめ)
 
 
なんか、iPad mini 万能!という感じに見えますが、Kindle Paperwhite は小説などの読書専用と考えると、うまく棲み分けできそうです。
プロフィール
薬剤師なのにコンピュータが好き、鍼灸マッサージ師なのにプログラミングが好き。小中高校生向けのプログラミング教材を作るのが現在の日課。micro:bit、Scratch、Minecraft、Rubyなどで作成中。 FIREして2019年に世界一周クルーズしました。














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