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多摩六都科学館の清瀬ウィークのイベント「東京都清瀬市みつばちプロジェクト」の見学体験会に行ってきました。



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清瀬市役所の養蜂は今年で6年目。現在、東京の市・区役所で養蜂しているのは3ヶ所だけ(他には、港区、江東区)で、その中でも清瀬市は最も早く始めたそうです。
ミツバチは、花粉を集める過程で農作物の受粉を促すので、農業にもとっても大切な役割を果たしています。ミツバチがいなくなると大変なんですね。

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まずは養蜂している蜂箱を見学。
養蜂に使っているのは西洋ミツバチで、おとなしくて滅多に挿したりはしないのですが、やはり皆完全防備で見学します。ミツバチ、思ってたよりちっちゃい。これで、半径2kmくらいの花から花粉を集めてきます。ここ清瀬市は、雑木林が多く、案外花の咲く樹は少なくて、桜の花から集めてくることが多いそうです。TVでも有名な銀座のハチミツでは、都心には花をつける街路樹や公園が多いので、花粉も多く採れるとのこと。
また、時々テレビでニュースになるミツバチが何百匹も軒下などに集まる分蜂(ぶんぽう)。これって、ミツバチの巣別れの途中で新たな巣の場所を探している途中で一時的に集まっているだけなので、駆除なんてせず、養蜂家に連絡して欲しいそうです。現に清瀬市役所では、市民から連絡受けると回収して、だんだんと巣箱が増えて今では10以上に。

見ていると、巣箱にはスズメバチもミツバチを捕食するために寄ってきます。ただ、基本的には人間には目もくれず、ミツバチに夢中なので、そんなに恐がらなくてよいと説明を受けました。

ちなみに、養蜂って畜産に入るそうで、飼育するには都道府県に届けを出す必要があるそうです。


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いよいよハチミツの採取です。巣箱から一枚取り出します。表面はミツバチが出す蜜蝋で蓋されているので、専用の器具で薄くこそぎ取ります(一人ずつ体験しました!)。ちなみに、取った蜜蝋はロウソクなどを作ります。
ハチミツ、少しだけ味見させてもらいましたが、さっぱりとして甘〜い!(これも、季節により花粉が違うので色・味が違ってきます。)

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次に手回しの遠心分離器にセットして、回してハチミツを取り出します。(これも一人ずつ回しました!)

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遠心分離器の下の蛇口を開けると、とろ〜りと採れたてのハチミツ出てきます。
これを何度か濾過して瓶詰めをして完成です! 

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帰りには、なんと!お土産にハチミツ1瓶(50g)を頂きました‼︎
自宅で味を確かめると、やっぱ甘くて美味し〜い!

今回は、ミツバチの巣箱を見たり、遠心分離器でハチミツを集めたり、とっても貴重な体験をしました。いや〜面白かった!

清瀬市では、採れたハチミツを使った地元産の商品を開発したり、見学会の開催、友の会会員の募集などをしているそうです。
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《おわりに》
ハチミツを実際に作っている過程を見るだけでなく、体験できたのは貴重な経験!ハチミツの香りって花の香りなんですね。