Ruby本体(Rubyインタプリタ)をハックするイベント「高専カンファレンス Ruby Hack Challenge - Rails寺子屋特別編」に参加してきました。今回は高専生カンファレンス連動イベントだったのですが、自分は一般枠の社会人参加です。

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Rubyの中身をいじる Ruby Hack Challenge は、池澤あやかさんの記事を読んで面白そうだなと思っていました。
→・Rubyのなかを覗いてみよう!池澤あやかが「Cookpad Ruby Hack Challenge」に参加してみた


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会場は pixivさんのオフィス。入口から、イラストレーターさんたちの絵馬が迎えてくれたり、マンガが溢れていたり、ここで暮らしたいレベル。参加者は、高専生をメインに中学生! から社会人までバラエティに富んだメンバーが 20人位でした。

講師は Rubyフルタイムコミッターの笹田さんです。さらに、同じくフルタイムコミッターの遠藤さんもいらしてとっても豪華なサポートです。

事前に資料が公開されていて、当日は講義をしないで各自もくもくする方式;
"各自 Rubyインタプリタのビルド、そしてその先の課題を進めるあるいは好きな課題に取り組む"
だったのですが、実際は参加者のレベルを見ながらかなり丁寧に講義(解説)もありました。

→・https://github.com/ko1/rubyhackchallenge/tree/master/JA 


あとの大部分の時間は基本もくもくと課題に取り組みましたが、"分からない事があれば、なんでも聞いてください" と言われて、Rubyを作っている人に直接つまずいている所や疑問点を聞けたのは貴重な体験でした。
例えば、"インタプリタをVMにするとなんで速くなるのか" とか、"コミッター の日常" とか ...


最後に今日の成果を発表したい人はプレゼンする時間があり、オレオレ機能を追加した人、メソッドのアルゴリズムを改良しようとした人、チケットを追加した人などなどいました。

自分は、資料の課題をこなしていったのですが、それだけでも Rubyのビルド用に miniruby があるとか、テストの書き方とか、わざとエラーで Rubyを落とすとか、デバッグで gdb(Mac だったので lldb)を使うとか、とても面白い体験ができました。

今回のイベントでは、笹田さん、遠藤さんの所属する cookpadさんからはお弁当を頂いたり、会場提供の pixivさんからはイラスト本プレゼントのジャンケン大会があったりして、感謝です


イベントは1日限りで、資料の課題だけでもボリュームがあり、とても最後まではできませんでしたが、説明はとても分かりやすく書いてあるので、出来なかった課題も時間をみつけてチャレンジしたいと思います。