NHKの「シリーズ 深読み読書会」で小松左京の『日本沈没』が取り上げられていたので、ネタバレを見てしまう前に録画再生を止めて、慌てて読んでみた。

そう言えば、生まれて初めて観た映画が「日本沈没」だった。ただ、原作の小説を読むのは今回が初めて。

読んでみた感想は ....スケール感が凄い!
そして、読み出すと止まらない!

地球規模の変動の緻密な描写と、登場人物のそれぞれクローズアップした描写。そして、日本がなくなってしまう恐怖。今後の不安。

この怖さ、希望、不安感は映画「シン・ゴジラ」を観た感じに近かった。もっといえば、現実の阪神・淡路大震災、東日本大震災で経験した感じ。

発表された1973年当時のオイルショックなどの日本の状況とは違うけれど、いま読むと心に迫ってくる描写が溢れている。そして、否応無しに日本人とは?という事を考えさせられた。


これは、間違いなく読んでよかった。









シン・ゴジラ Blu-ray2枚組
長谷川博己
東宝
2017-03-22