今さらですが、net で公開していたアニメ
イヴの時間」を観てみました。 

去年から配信していたそうで、人気のため来年映画公開とのこと。

いわゆる、アンドロイド(人間型ロボット)と人との物語という、SFでは王道ジャンルです。

で、そのアンドロイドたちが、これも王道のアシモフの「ロボット工学三原則」 に沿って行動していく。

アンドロイドたちが、隠れ家のような喫茶店で人間と区別なく一緒にくつろぐという点が新しいかも。

なにより、映像がオシャレでとっても楽しかったです 

あちこち探して、一気に最終6話まで観ちゃいました 


すこし、「ヴァーチャル・ガール」を思い出しました。

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)
著者:エイミー・トムスン
販売元:早川書房
発売日:1994-10
おすすめ度:3.0
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でも、観た後考えてみると、どうも設定に無理がある気がしてきました。
まず、アンドロイドの外見が人間と全く区別つかないくらいそっくりに出来ている点。皮膚、眼球などをどんだけ高度に創らなきゃいけないことか。そこまで、そっくりに作る必要はないでしょう。

そして、アンドロイドに対して、人間に対するような感情を抱くことを不自然と思う社会であること。ペットにだって、ある種人格のようなものを人間は感じることが多いのに、人間そっくりなアンドロイドに対してそのような感情を寄せるのは異常だというのは、ちょっと変。

最後に、アンドロイドが喫茶店でみせる自由な感情。アンドロイドたちは明らかに心、感情というものを獲得しているが、普段は持ち主の前では隠している。
ロボット(アンドロイド)に心、感情を生み出すのが、ロボット作りのある種の最終目標であるのに、ずいぶんと簡単にそれも自然発生的に(?)に獲得しているのが気になる。

ま、キャラクターたちの魅力もあって、観ているときはそんなことどーでもよくなって楽しめます

今期、観たアニメの中では一番のお勧めです